一口にピアノの先生と言っても、いろいろな人種がいるようです。
芸大のピアノ科を出て海外留学まで経験している先生もおられるし、音楽の専門敵教育の学校さえも行ったことがない先生もいます。
音大を出たばかりの先生もいれば、化石?【失礼】のような先生もおられるかなぁ~。
繁盛しているピアノ教室もあるし、閑古鳥の教室もある。
なかなかママであるあなたが音楽に詳しくないと、先生探しは難しいことも多いでしょう。
何をもって良い先生と捉えるか難しいですから~。
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どんな先生に習うかを考慮するのはなぜ大切か?
どんな先生に習うかを決めることは、とても重要です。
ここで、選択を誤ると、あなたのお子様はすぐ、ピアノをやめてしまうかもしれません。
では、先生選びには、いったい何が重要なのでしょうか? いくつか挙げてみましょう!
1. 芸大を卒業した先生がいいのか、それとも近所でちょっとピアノが弾けるおねーさん(あるいは、おばさん)がいいのか。
経歴が華々しくてピアノを弾くのが上手い、ということと、教えるのが上手い、というのはイコールではありません。
どんなに演奏が上手くても教えるのが下手な先生はいくらでもいます。
これは、ピアノだけに限らず、スポーツ界でもよく言われていることです。
もちろん演奏も教えるのも両方とも上手い先生もたくさんおられますよ。
2.年齢、または経験年数の問題か?
確かに経験は大事な要素に見えるかもしれません。
ですが、経験が多ければ多いほどいいわけでもなく、経験があることだけで、教えることにプラスにばかり働く訳ではないと思います。
若い方が情熱があるかもしれなませんが、一般論であって、若くても情熱がないこともあるし、歳を取っているから情熱がないと言うことではありません。
若い先生の方が(あるいは美人な方が)生徒がやる気になるかもしれません。(笑い)特に、男の子にとっては~~
当然のことですが、経験が豊富だということはそれだけで意味はありますから。
3.繁盛している教室の先生なら、間違いないのではないか?
繁盛しているということは(そのピアノ教室、あるいはその先生に)何かの価値を生徒(あるいは保護者)が見出していることに他なりません。
でも、繁盛しているところは当然、生徒数が多く生徒にとって先生はいつも一人ですが、先生にとっては100人の生徒のうちの一人(つまり100分の1)でしかないという問題もあるかもしれません。
閑古鳥の教室では、生徒がせいぜい10人程度なので、10人のうちの一人です。
どちらが自分のお子さんにとっていいのか考えてみることが必要ですね。
しかし、やはり、ピアノの先生選びで一番重要なのは『相性』だと思います。
人間同士がコミュニケーションを持つ場合、相手に好意的かそうでないかで、随分と結果が変わってしまうものだからです。
例えば、お子さんがピアノに興味を持ったので情操教育の一環として楽しくピアノに親しませたいと考えていたとします。
ところが、弾けないと怒鳴られ、弾けるまで何回でも弾かされ、泣いても気にしてもらえないような先生に当たってしまったとしたら、さぞかし辛いでしょうね。
情操教育どころか、お子様の性格までが歪んでしまったら、元も子もありません。
あるいは、あなたがお子さんをピアニストにしたいと考えている場合、どんな弾き方をしても怒らず、やさしく「上手に弾けたわねえ」なんて笑っているだけの先生で満足はできません。
それで、相性を考える際には、起こさもの目指すところや個性など、親である皆さんがよくとらえてあげなくてはなりませんね。
お子様の目指すところ
子供の進路や個性について、よく知っている親御さんであれば、先生選びは、上手くいくと思います。
音楽大学とか目指すのか、サークルやバンドとかで、仲間と楽しめるようになりたいのか。
まったくの趣味なのか。情操教育の一環としてなのか etc.
目的によって、当然選ぶ先生も、変わってきます。
どのようにして選んだらよいか?
ピアノ教室を訪ねてレッスンを見学することは、いろんな意味で重要です。
どこのお教室でも、【体験レッスン】を有料、無料で提供しています。
*その子に合ったレッスンをしてくれているか
相性はもちろんのこと世の中には色んな花があって、たくさん水を与えて育つ花、水を与え過ぎたら根腐れする花もあります。
それを見極めてくださる先生かどうか大切です。
愛情をもっての厳しさなのか?、ただのヒステリックなのか?、誉めて伸ばす指導なのか?、何も考えてないのか?
プロの先生なら生徒によって(生徒に合わせて)自分の方針とは違う教え方をしているかもしれないですし、あるいは何も考えずに行き当たりばったりなレッスンをしているかもしれません。
これは始めてからの数回のレッスンでは見極めは難しいかもしれません。
先生のレッスンの方針が分からない場合には、レッスンを見学した後で、率直に、先生の真のレッスンに対するポリシーを訊くのが良いと思います。
もちろん本当のことは言わないかもしれません。先生だって商売なんだから生徒を惹きつけようといろいろ考えているのでしょう。
でも、しっかりとした質問を準備しておくなら、ある程度の本音がわかるでしょう!
ポリシーを持っていない場合は簡単です。自分の望む教え方を先に頼んでしまえばいいのです。
ピアニストになりたいのでビシビシ教えて欲しいとか、音符さえ読めるようになればいいんです、など。ポリシーがあっても歩み寄ってくれる場合もある。
生徒が望むものさえはっきりしていれば、先生選びはそんなに難しいことではありません。
もし、訪ねた教室の先生が自分の希望と合わなければ、はっきりそれを伝えるのがお互いのためです。
散々相手をしてくれたのだから申し訳ないとか思ってほだされる必要はありません。
先生の数が多いのだからイチイチレッスン見学なんてできないわ、という方もあると思います。それなら電話やメールでも色々と聞くことができます。
こういう先生を希望しているんですが、といくつかの教室に電話して直接先生と話してみたりすると、だいたいの感じは分かると思うからその中から選ぶことができます。
*良い楽器を進めてくれるか。
「最初なので電子ピアノでもいいですよ。」これはもしかしたら危険かもしれません。
電子ピアノでもOKな程度のレッスン内容なんだと思います。
一概に言えませんが最初から良い楽器を進めてくださる先生はそれなりの自信があると思いますし辞める人がいないんだと思います。
先生としても途中で辞めても電子ピアノだったら気が咎めないんじゃないでしょうか。
しかし、昨今の住宅事情を考えると、電子ピアノでも致し方ないと思えるケースもあるようには思います。
まとめ
どの先生も、体験レッスンをしているので、親御さんがよく観察して、子供さんの意見もきいて、決めるとよいでしょう!
また、あまりにも、個性が合わない先生も、先生も子供も、ストレスを感じるので、考える必要があるようです。
今時は生徒が先生を選ぶ時代なのだから、多少入会時に入会金やら教材費やらを取られていても、先生との相性が悪いとはっきり分かったら、傷が浅いうちにその先生に教わるのはヤメたほうが良いでしょう。
どの先生も、体験レッスンをしているので、親御さんがよく観察して、子供さんの意見も
きいて、決めるとよいですね!
そして、皆さんが、自分と相性ぴったりの先生を見つけられることをお祈りします。