あなたは、お子様の発表会をどのように考えているでしょうか?
是非とも必要なイベントだと、とらえていますか?
それとも、発表会にでるための準備や労力を、レッスンの進度を進める方に用いたいと思われていますか?
私のこれまでの経験から言わせていただくとただくと
ピアノの上達にはもちろん、自らを表現することによる成長のためにとても重要♪
百回のレッスンよりも、1回の舞台♪
発表会の後、生徒たちは1回り大きくなる♪
と思います。
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発表会参加で得られるもの
では、発表会に参加することで、あなたのお子様が得られるものには、なにがあるのでしょうか?
細かく考えるなら、たくさんあげることができますが、ここでは、「達成感」「成功、失敗体験」について、取り上げてみましょう!
決められた期日まで、成果をまとめ、当日の緊張をコントロールして乗り越えた時の達成感に浸るということは、自ら演奏しなければ味わうことは出来ません。
発表会の日が近づいてきても、満足のできる演奏が出来ていないとき発表会を「試練」と感じるかもしれません。
しかし、受験などもそうですが、お子様が成長していくなかで試練は度々訪れるのです。
そのなかには、逃げることの出来るものがあるかもしれません。
しかし、試練を恐れずに自らをコントロールして、試練を乗り越えその達成感に浸る体験は、その後の人生にも、大きな自信となるように思うのです。
試練とは、多くの場合「チャンス」なのです。
入試という試練は自分が行きたい学校に入り、将来を切り開くためのチャンスででもあります。
すべての人に同じだけの成功の機会が与えられていたとしても、試練を乗り越える成功体験がなければ成功を掴む可能性もそれだけ減ってしまうかもしれません。
成功だけではありません。一人で立つぶたいでの、失敗さえもいえ、失敗こそ貴重な体験かもしれません。
プラスもあれば、マイナスもあるが、最終的にご家族や指導者の考え方や、導きかたで、その成功、失敗体験すべてがその人の力に変わります。
こういった大きな舞台に一人でたつ体験をする事がいざという場面での底力になるのです!
得られるもの~具体的な考察
少し具体的に考えてみましょう!
発表会に臨むとき、目標を立てます。
♪ 後2ヶ月でこの曲を弾けるようにしよう。
♪ 一度も間違えずに弾けるようにしよう。
♪ 豊かな表現で弾けるようになろう。
♪ 楽譜を見ないでも弾けるようになろう。
同じ曲でも、発表会に臨むと、学ぶスピードと深さが全く違ってきて、その後の練習や進歩に及ぼす影響が大きいです。
そして、自分がどこに立つかを判断して、お辞儀のタイミングを計り、椅子に座り、ドキドキを押さえながら演奏、そういう、思いをくぐり抜け、弾き終えて舞台裏に入るときのピカピカの笑顔。(^-^)
大きな舞台に一人でたつということは、とてつもない「緊張、不安、恐怖」に襲われます。
でもそれを乗り越えることで、なんともいえない「達成感や、充実感」が得られるのです。
それと、自分を知るきっかけもえられます。
子供にとって、幼稚園、学校で、人前で一人でたつなにかをするという経験がなく、先生もにも、初めて望む子供が、真っ白になってしまうか?
いつもより力がだせるか?わかりません。
一度でも、発表会を体験すると、その事が自分も、親も先生も知ることになります。
また、音楽は、「演奏する人がいて、空間があって、聞く人がいて完成するもの」
自分の演奏がどんな風に響いているのか? 聞いている人々がどんな風に感じるか?を、聴きに来られているご両親や、友人、知人から教えてもらうこともあります。
まとめ
今回発表会から、得られることをご一緒に考えることが出来ました。
発表会は、得るものの大きな 大きな大切な イベントです。
あなたのお子様が、ピアノをならい始めたら、是非是非、発表会をとらえてください。
そこから、ピアノが上手に弾けるということだけに留まらない、人生の深みと底力を得ていかれることでしょう。
最後までお読みくださりありがとうございました。