Pocket

あなたは、きっと1日のうちで大好きな歌や曲を
ヘッドホーンとかで、聞いて楽しんでおられるでしょう。

お聞きになられているお気に入りの曲の特に【和声】が、
あなたに、大きな影響をあたえているのです。

そのことに、お気づきでしたか?

 

Contents

Sponsored Link

【きらきら星変奏曲】違う【和声】コードを付けるとどうなる?

興味をそそるこの【きらきら星変奏曲】を、聴いてみてください!

いかがでしょうか?

同じメロディーに違う【和声】コードを付けると、
全然雰囲気の違う曲になりましたね。

【和声】コードには、本当にいろいろな表情があり、
人の持つ感情の機微を、細かく表現できるのです

 

和声による癒し~人々のさまざまな 感情と響きあうハーモニーの豊かさ~

そして、それを、医学の立場で、トロイメライというピアノ曲で
分析、解説した方の考えをここでご紹介しますね。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

シューマンは、「和声の神秘をより深く洞察することによって
はじめて感情のニュア ンスを最もデリケートに表現できるようになる

と述べており、曲の持つ多彩な和声の表情 が
演奏者により美しい音になるとき、
聴き手の心と演奏が触れ合って、
心身への癒しの力が 生まれると語っています。

音楽療法において、「同質の原理」という効果が知られている。
感情が沈んでいる時に は、明るい曲を聴くよりも、
暗いあるいは陰りのある曲を聴いたほうが
落ち込んだ気分が好 転するという原理です。

これは、心の内の悲しい、苦しい、つらいといった暗い感情を、
吐き出して浄化するカタルシス効果によるものです。

この同質の原理を考えたとき、
和声 の持つ力は非常に大きいのではないかと私は考えます。

人の感情は喜怒哀楽の 4 つではなく、
それらが混じり合った複雑なものです。

病める人も、悲しいという気持ち一色ではなく、
寂しさや怒り、前向きな気持ちが
様々な割合で混じり合い変化していく。

 

シューマンのトロイメライ

この『トロイメラ イ』では、
例えばヘ長調の枠の中でニ短調の和音を用いる
といった、明るさの中に陰りがある
和音を取り入れるなど、多彩な表情を持った和音が
シンプルなメロディーを支えている。

この曲が広く人々に親しまれ、
また癒しの音楽としても演奏されるのは、
人々のさまざまな 感情と響きあう
ハーモニーの豊かさがあるからではないだろうか。

不安を受けとめ問題を解決するのは、
病む人自身である。
この楽曲は病む人が受けとめかねている
さまざまな感情や痛みに一つずつ丁寧に寄り添い
、語りかけるように自然なものと して浄化していく。

聴く人を癒し包み込むような『トロイメライ』の曲は、
演奏者と聴く人 との共同作業で作り上げる機会となる。

この曲は主題となる旋律が和声の変化を伴って
6 回繰り返されるというシンプルな構造なだけの、
3 分ほどの掌曲である

シューマンは
「和声の神秘をより深く洞察することによって
はじめて感情のニュアンスを
最もデリケートに表現できるようになる」
と述べている

『トロイメライ』を「和声」に着目して分析し、
和声の変化が旋律の 性格に
どのような影響をおよぼすのか考察することと
、科学論文を引用しながら音楽の生理 作用について述べ
、この曲が聴く人をなぜ癒し、
人々に親しまれるのか考察することである。

では、上記の楽譜を見て、下のピアノ演奏を聴いてみましょう。同じメロディーが6回出てきていますが、和声が違うことで、変化に富む音楽になっていますね。

このような、和声の働きを知れば、知るほど、
それを理解して、自在に使ってみたくなりますね!!!

そして、ピアノを習うご自分のお子様にも、
絶対にこの和声についてまなんでほしいですよね。

幼児に和声をどう教えるか?

では、あなたの小さいお子さまに、
どのように、この和声について、教えられるでしょうか?

私は、初めてのレッスンのときから、
和声について扱うようにしています。

Cコード、Gコード、Fコード、Amコードの
4つを、ひいて、聞かせます。

親しみやすいように
、Cちゃん、Gちゃん、Fちゃん、Amちゃんと呼んで、
キャラクターも含めて紹介します。

Cちゃん~~~普通の子
Gちゃん~~~強くてゴンタさん
Fちゃん~~~優しい子
Amちゃん~~~哀しげな寂しそうな子

幼稚園のお友達にどんなタイプの子がいるか?
~~ちゃんはどのタイプ?

など、お話ししながら、
コードに理解と親しみを覚えてもらいます。

コードのイメージがついてきたら、
4つのコードを弾くようになれます。

Cコード  左手はド   右手は ドミソ

Gコード  左手はソ   右手は シレソ

Fコード  左手はファ  右手は、ドファラ

Amコード  左手はラ   右手は ドミラ

右手は同時に3音弾くので、最初は大変ですが、
レッスンごとに毎日弾いてもらうと、

1か月もすると、コードが両手で弾けるようになり
、旋律【知っている歌-ちょうちょやかっこうなど】を歌いながら
、コード伴奏つきの弾き語りができるようになります。

まだ、初歩なので、当分は、4つのコードしか扱えませんが、
初級、中級と進むうちにコードの知識、種類を学び増やしていき
、実践していくことで、自分が弾いてりるきょくへの
深い【理解と分析】ができ、
また、自分オリジナルの伴奏も着けれるようになり、
ピアノ演奏の幅が広がり楽しさも、
増えていくことでしょう。

Sponsored Link

まとめ

【和声】を深く学び、分析、理解して
自在に使えるようになることは、
お子さまの人生で経験から味わう
感情の機微を、表現することで、自分だけでなく
聞く聴衆の方々に慰めや癒しを与えられるのです。

ですから、【和声】をピアノのレッスンの導入の時期から、
しっかり理解させ、身に着けることが、大切であることが
解っていただけたでしょう。

Sponsored Link